両刃カミソリ歴3年の感想。クラシックシェーバーの楽しさと手間はどう変化したのか?

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クラシックシェーバー歴3年目に突入です。

思い起こせば、3年前になんとなく見た両刃カミソリ「ミューレーR89」があまりにもかっこよかったことと、両刃カミソリのコスパの良さ、そしてタイパの時代にあって、あえて時間をかけてシェービングするという新鮮さに惹かれて使い始めました。

「毎日使えば結果安くなる」という都合のよい理論を発動して購入たのですが、奮発した甲斐がありました。

面倒くさくて飽きたらどうしようとか、事前情報で耳にしていた血まみれになったらどうしようなど、初めはネガティブな印象も多かったのですが、3年使ってみて思うことは上達こそすれ飽きることは無さそうだなと。

3年間使った感想はいまでもシェービングが楽しいし、毎日愛用しています。

目次

クラシックシェービングのよさ

なにがいいのかっていうと、シェーバー自体の魅力があるのと、めんどくさい作業自体がリフレッシュタイムに変わるという点です。

ヒゲ剃りをリフレッシュタイムに

  • ヒゲを剃る行為をゆっくり味わう
  • しっかり深剃りができる
  • 替刃が安い

最大の醍醐味はなんといっても「ゆっくり時間をかけて髭を剃る」「存分に深剃りできる」ことでしょう。

本来はただ面倒なヒゲ剃りですが、両刃カミソリでやると必然的にゆっくり時間をかけて丁寧に作業しないといけないので、この時間がリフレッシュになるのです。手を動かしながらヒゲを剃ることだけに集中する時間って意外と楽しいものです。

刃が一枚という潔さですが、無音の中で剃ると、チリチリと毛を剃る音が聞こえるぐらいにめちゃくちゃ切れます。なのでギリギリまで攻めるもよし、優しく当てるのもよしで深剃りも自由自在です。

慣れてくる頃には楽しくなって攻めてしまいがちですが、やりすぎると血まみれになるので程々に。

替刃も激安なのでコスパがいいというのも大きなメリットですが、個人的にはランニングコストよりもプロセスと仕上がりのほうに魅力を感じています。

ちなみに僕の場合は、1枚で半月ぐらい持つので、20枚セットで10ヶ月程度は使える計算になります。保管の状態やヒゲの濃さ、剃り方によってもマチマチだと思いますが、1枚50〜60円ぐらいと考えるとなかなかお得なのではないでしょうか。

だんだんと上手くなる

自分なりの力の入れ方やフォームが身体に染み付いてくるので、どんどん上手くなります。鏡が曇ってようがノープロブレムです。これが誰でも使える電気シェーバーや安全カミソリと違うところですね。

購入した当初と比べてもシェービングにかかる時間が半分ぐらいになりました。

初めは慣れないので10〜15分ぐらいかかったものが、半分以下の5分ぐらいに。ゆっくり時間をかけるといっても流石に15分もかけていると大変なので、いまぐらいがちょうどよい時間です。

もっと他のスキルが上がってほしいぐらいですが、さすがに毎日肌に当てていると、自分の力加減や刃の状況もまさしく肌感覚でわかるようになるので、出血することはほぼ無くなります。

ただ、出血に関しては「ほぼ無くなった」だけで、悲しいことにたまーにしますが、そういうときは大体、切れ味が落ちてるのに貧乏性で刃を変えていなかったり、横着して左右にストロークを大きくした時ぐらい。力加減がわかってるので大きく切ることはないです。

継続するとなんでも上達するものですね。クラシックシェービングから継続の重要性を学んだなんていうのもなかなか良い収穫です。

シェーバーがかっこいい

せっかく時間をかけるルーティーンにするのであれば愛着の持てるものを使いたいものです。

初めは両刃の切れ味がどうとかよりも、このシェーバーを使いたい気持ちのほうが強かったです。

ずっしり重さのあるステンレス製なので、初めは重すぎないか? と思いましたが、この重量が大事です。重さがあるからこそ無理に手の力で引っ張るのではなく、本体の重さで肌に滑らせることができるのです。

これが実際3年使った「ミューレーR89」です。使っている間についた細かいキズも味になりそうです。

買った時の写真ですが、作りも単純なのでそう簡単に壊れるものでもなさそうですし、パーツがこれしかないのでシンプルですね。

ミューレ-R89のパーツ

デメリットはないのか?

これだけ絶賛していてデメリットはないの? ってところですが、他の製品とちがってメリット・デメリットの捉え方がすごく難しい気がします。

普通にデメリットを上げるとこんな感じです。

デメリット
  • ヒゲを剃るのに時間がかかる
  • 深剃りしすぎると肌を切りやすい
  • シェービングクリームやジェルをしっかり塗らないといけないのでめんどくさい

人によっては致命的なデメリットですね。

でも、これレってクラシックシェービングの醍醐味そのものなので、デメリットと捉えるのであれば使い捨て安全カミソリとか電気シェーバを使ったほうが絶対に満足できると思います。

ガジェットのようにスペックどうこうで測りにくいところがあり、身も蓋もないですがその人次第です。

ヒゲを剃る時間と行為をリフレッシュタイムにしたい、めんどくさい作業でなく自分と向き合うルーティンにしたい人だと、面倒な作業ではあるけどそれも楽しい時間になるんじゃないでしょうか。

朝どうしても剃らないと行けない時があり、時間もなかったので3分ぐらいでサクサク剃ってたら、ガッツリ血が出てしまいました。「まじかー」となったので時間が無い中でバタバタしながらやるのは止めておいたほうがよいです。

朝には普段は使い捨ての安全カミソリや電気シェーバー、週末や夜時間のあるときには両刃カミソリにするなどして、初めは余裕をもって使い分けすしてもいいかもしれませんね。

まとめ

明らかに自分の肌と刃の当たり具合やシェーバーの重さや取り回しなどが身体に染み付いているので、すごく剃りやすいのです。そもそも剃っていて楽しいので今後も使っていきたいと思ってます。

シェーバーには満足してるのですが、なかなかちょうどよいシェービングフォームが見つかっていないんですよね。缶のシェービングフォームが好きなのですが、消耗品なので大量に使いたいしこれはコスパを重視したい。

硬めの泡でスースーしすぎないのがいい。なかなか合うものが見つからないのでシェービングフォームについては探索の旅はまだ続きそうです。

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