ずっと気にはなってたけど、チラ見してはスルーしていた「食器がバラバラ問題」がやっぱり気になるので、ようやく向き合うことに。
お皿やグラスは気にいったものがちょいちょいと出会えてきたので、焦らずにこまめに買い足していけばなんとか形になりそうですが、完全にスルーしていたのが、フォーク、スプーン、ナイフとか、いわゆる「カトラリー」です。
ちなにみ、ずっと「カラトリー」と間違えて覚えてましたが、「カトラリー(Cutlery)」が正解です。
家にあるカトラリーを出してみると、100円均一のやけに軽くてペラペラのスプーン、何回かに分けていろんなところで買ったせいで、微妙に長さと太さの違うフォーク類、よくみたら柄のデザインが違っていたナイフが複数あったりして、統一感のかけらもなく、安っぽさも全開です。
というわけで、新たなカトラリーをお出迎えです。
「燕振興工業」のカトラリーシリーズ「SUNAO」
北大路魯山人も「食器は料理の着物である」っていってるぐらいだし、ちゃんとしたものに揃えて気分を上げていこう! ということで選んだのは、金属加工で有名な新潟県燕市の「燕振興工業株式会社」で製作されている「SUNAO」のカトラリー。
日本人の手に合わせて少し小ぶりなカトラリーは、とても使いやすく、口に入れたときにも優しい。セッティングしすると美しくて、ちょっと気分が良くなるし、なにより料理が美味しくなる。
使ってみて、並べてみて、納得。カトラリーが重要だったことに気がつきました。
「SUNAO」のコンセプトは日本の食卓に合うカトラリー
このコンセプトがすごくいいなと。「お箸の国の人だから」な我々にはピッタリです。
日本の食卓に合うといえば、つまり「お箸」と並んでも違和感がないということです。
フォークやスプーンはピカピカ光っていてかつ金属。お箸にくらべると圧倒的に存在感が強いので、普通のカトラリーだとどうしてもバランスが悪い。
洋食ばかり食べているわけじゃないし、和食器でパスタを食べることもある。和洋中どっちつかずの料理が食卓に並ぶ日もある。これが日常の食卓だと思います。となると、和にも馴染んで欲しいのです。
装飾はなく、シンプル。マット仕上げでキラキラした存在感はないので、どんな料理にも合わせれるし、お箸と並んでも違和感がない小ぶりで細めなのもいい。
口と指あたりはソフトで優しいけど、デザインはトレードでおもねらない。まさに「SUNAO」な感じです。
「SUNAO」ディナーカトラリー10本セット
バラでも買えますが、まずはセットで使ってみたかったのでレギュラー選手がそれぞれ2本入った10本セットをお試し。
・ディナーフォーク(194mm)×2
・ディナースプーン(184mm)×2
・ケーキフォーク(145mm)×2
・ティースプーン(138mm)×2
材質は18-8ステンレス、ディナーナイフのみハイカーボンステンレス [/st-mybox]
とりあえず必要な一通りのカトラリーセットが、1万円以下で手に入れらるのもよいです。
カトラリーの世界はべらぼうに高いものもありますが、あまり高いと永遠に買えないし、買い足していくときにもビビって買えないのもいやなので、これぐらいが丁度いいかなと思っています。
見た目は小ぶりで、フィット感もよし
お箸とのバランスを考えて、ちょっと細みで小ぶりです。小ぶりといっても極端に小さいわけではないので、口にも入れやすく適量を口に運びやすいサイズ感です。
18-8ステンレスなので重みはありますが耐久性を考えると問題はないし、バランスがよいので握った感じのフィット感もよく持ち疲れません。
ナイフ以外の柄は「かまぼこ型」になっていて指に引っ掛けやすい。マット仕上げなので擦り傷ができるとは思いますが、どんな感じに味が出てくるのか楽しみです。
気にいったところ
カトラリーは絶対にミラー仕上げ派な人には合わないですが、マット仕上げはかっこいと思います。
- 日本人の手に合うサイズなので持ちやすい
- お箸と並べてもバランスが取れて美しい
- シンプルなのでどんな料理にもあう
- マット仕上げで美しい
- 口に入れた時のあたりがよい
愛着が湧いてくるカトラリー
せっかくの料理なのでちょっとでも美味しくなる要素が増えるほうが絶対に楽しいということに気がつきました。
これまでカトラリーはどちらかというと消耗品扱いだったのですが、「SUNAO」のカトラリーは愛着を持って使えそう。全体的によく出来ていて、長く使えそうですし、古いカトラリーを整理したら追加で買い足していこうと思うぐらい気に入りました。プレゼントにもいいかも。
なんとなく使ってるものを見直してみると、新たな発見もあり生活にも面白みがでてくるので、カトラリーのアップデートを試してみたのは大正解でした。