こまごました整理や掃除は嫌いではないけど、床の水拭きだけは面倒で苦手。そんなひとはいませんか?
さあやるぞ!と気合を入れないとなかなかできません。とはいえフローリングは水拭きしないと皮脂や汚れがたまっていってザラザラして気持ち悪い。
気がついたときにクイックルワイパー的なフローリングワイパー+ウエットシートで拭き上げてますが、ウエットシートが途中で乾くので何枚も必要で、汚れが溜まったきた箇所を手でゴシゴシしてたりするのがストレス。これを解消するために、最近やたらと見かける電動モップクリーナーを買いました。
電動で拭いてくれるけど、拭きたい場所は自分で動かす半全自動掃除。行き先はこっちが決めるがあとはお願いのスタイルです。
買ったのは評判がよかったシーシーピー(CCP)のバイブレーションモップクリーナー。
シーシーピー(CCP)なんてメーカーは聞いたこともなかったのでてっきり中華メーカーかと思ってましてたが、バンダイナムコグループの家電を作ってる会社でした。
当たり前ですが電動なのでフローリングワイパーとパワフルさが全然違います。拭き上げの仕上がりも手でゴシゴシしてたのがバカらしくなるぐらいキレイ。
僕はこれまでこんな感じだったので、同じようにストレスを感じてる人にはピッタリと思います。
- フローリングワイパーのウエットシートがはすぐに乾くのでストレス
- 手で雑巾がけをするとヘロヘロになって途中から雑になる
- 床の水拭きが面倒でおっくうになる
電動モップでよく目にするのは円形モップパッドの回転型ですが、買ったのはちょっと価格も高いほうの振動型モップクリーナーです。奮発してちょっといいやつを導入。
回転型VS振動型。電動モップクリーナーはどっちがいいのか?
シーシーピー(CCP)の電動モップは回転型、振動型の2種類があり、回転型のほうが先に発売されて話題にもなっており、しかも振動型よりも安くて軽そうなので、当初は回転型を買おうと考えてました。
ただ回転型のほうには気になる点があり…
- モップパッドを使う前に水に湿らす必要がある→水の量が調整しにくい
- 回転盤の中心にパッドをつけないと上手く回転しない→面倒
- 振動型に比べるとパワーが弱い→困る
- 円形ブラシだと部屋の隅っこがしっかり拭けない→かなり困る
事前に濡らさないといけないのは面倒ながらもまだよいとして、パッドを付ける位置があまりシビアになるはかなりストレスになる予感。せっかく機械にまかせるのでパワーは譲れないし、円形のモップなので隅っこにはどうしても届かなさそうってのがネックです。特に隅っこはしっかりと拭きたい派なので回転型だとちょっと物足りない。
ちなみに回転型は1kg程度で軽いので、階段の上げ下げもやや楽だったり、床だけではなくお風呂場の壁とか、窓にも使えるみたいです。
たぶん床にしか使わないのと、そもそも我が家はマンションで階段もないということで、どうせ買うなら新型で水スプレー機能も付いていてよりパワフルな振動型のモップクリーナーをチョイス。多機能より単機能派なので。
構造はシンプル。簡単に分解できる
付属品はモップパッドが2枚にハンドルとバーが3本、あとは充電アダプターと計量カップです。
組み立ては本体にハンドルを差し込んむだけです。これなら分解してしまうとわりとコンパクト。なんで真ん中のポールだけ色が違うのだろう。こういうところすごく気になるので色はぜひ揃えてほしい。
自立するので掃除の途中で立て掛けておけるのは便利ですね。
接地面が正方形なのでサイズは回転型よりちょっとでかくて邪魔といえば邪魔です。ただコンパクトにしたらその分モップパッドも小さくなって、一度に拭ける面積も減るので、まあトレードオフとしてギリギリの大きさかと思います。
充電は2.5時間で、連続運転時間は60分です。手で拭くよりも全然時間はかからないので、ものすごい広い家でなければ十分ではないかなと思います。
重量は2.5kg。手で持ち上げるとちょっと重いですが、本体の重さで圧をかけないと床がしっかり拭けなくなるのでこれは仕方ないでしょう。片手で持ち上げられるちょどいい重さです。
準備は超簡単。モップパッドを貼り付けてタンクに水をいれるだけ
モップパッドはマジックテープになっているので、床に並べて上から本体をドンと乗せるだけで固定されます。面全体で動くため中回転型のように中心に揃えるとか、キレイに置かないととかあまりシビアに考える必要もなく、適当に置いて大丈夫。
準備段階が面倒臭いと後々ボディーブローのように効いてきて置物と化すので、適当に置いて使えるっていうのはGOODです。モップパッドは特殊繊維でザラザラしていて洗濯機で洗えます。このへんも簡単でよいですね。
あとは付属の計量カップで水を入れて準備完了。満タンにするとー回の掃除で結局余ってしまったので、とりあえず半分ぐらい入れる感じにしてます。
さすがのバイブレーション効果。クイックルワイパーよりもかなりパワフル
スイッチオン
ハンドルを後ろに少し倒すと「カチッ」と音がして電源が入るので、後はスタートボタンを押すだけ。このスタートボタンがなぜか電源ボタンに見えるのがややこしい。アイコンが電源ぽいではないか。じゃあ他に何がよい? と聞かれると答えはないのですが、ちょっとわかりにくいですね。あくまで電源はハンドルを倒すことで入ります。850回/分の高速振動でガシガシ拭いていってくれます。振動といっても手がしびれるとか、腕がつかれることもないです。
こんな感じで振動しながら前後に動きます。
水だけで汚れが落ちる
基本的に電動モップクリーナーは特殊繊維で微細な汚れや雑菌を拭き上げてくれるので洗剤は不要です。汚れた場所にピンポイントで水噴射できるのが使いやすいですね。いちいちモップを濡らすのはやっぱり面倒なので、水タンクはやっぱり便利です。日常的なザラザラ汚れであれば、水だけで全然問題ありません。
蓄積した頑固な汚れの場合は、2度拭きがいらない「ウタマロクリーナー」を床に吹きかけてから電動モップをかけてます。推奨はされてないのかもしれませんが、これだとそこそこ頑固な汚れも簡単に取れるので裏技的に。なんだかわからない黒い塊も何往復かさせると取れました。ウタマロすごい。
ただ、カチコチにこびり付いた汚れのカタマリとかはたぶん無理だと思うので、そういうものは手とかヘラでゴシゴシこすったほうが早いです。
方向転換は慣れが必要
前後の動きやカーブで進んでいくぶんには力も必要ないのですが、180度方向展開したいときや、持ち上げて角度を変えるときには、ちょっとだけコツが必要です。というもの、スプレースイッチがハンドルの持ち手上に配置されているので、方向転換をしようししてグリップの握り直しするとシャーっと水を噴射しててしまうことがありました。
あと、ちょっと向きを変えるためにハンドルを立てすぎるとと電源がOFFになってしまったりします。
このあたりは慣れるまでちょっと間違って操作してしまうかも。3回目からは学習しました。
ちょっと飛び出てるモップパッドが優秀
モップパッドは本体より少しだけ大きいのですが、これがミソではみ出し部分で部屋の隅っこもしっかりと拭くことができます。
良いところと気になるところ
値段も20,000円弱なので、手で雑巾がけすることにくらべたら高いですが、しんどさとかかる時間も圧倒的に違うので、コスパはよいと思う。
- 本体の重量があるので、軽い力で雑巾がけしたのと遜色がなく汚れが落ちる
- 押して滑らすだけなので腰が楽
- 自立するので置き場に困らない
- 好きなタイミングでピンポイントに水を噴射できる
- LEDライト付きなのでソファーの下なども使いやすい
- モップパッドが洗濯機で掃除できる
- コードレスなので取り回しが楽
- 自立するけど折りたためないので、そのまま収納する場合には置き場所が必要
- 回転式に比べると値段が2倍ぐらい高い
- 回転式と比べると重いので、床専用になる
- 方向転換時にうっかり電源オフのスイッチが入ってしまうときがある
- 握りなおすときにうっかりスプレースイッチを押してしまう
気軽に床の水拭きができるのは本当に楽
掃除機やドライモップだけでは全然ザラザラは取れないので、やはりフローリングには水拭きは必須です。さっぱりして気持ちよい。
ちなみに、自動での水拭きといえばiRobotのブラーバジェットが有名ですが、個人的にはまだ自動化で完璧にこなすのは難しそうだし、床のものを完全にどけてからしか使えないのが難点と思ってます。その点電動モップだとシビアなセッティングは不要で、イスとか空気清浄機とかゴミ箱などの邪魔なものがあればさっと横に移動させながら拭けるので、こっちのほうが使いやすいのかなと。
床にまったくモノがなくて、ブラーバがしっかり入れるスペースが確保されている人だと、自動ロボットのほうが楽でよいのかもしれませんね。
個人的には右手で電動モップを押して床の水拭きしながら、ちょっと止まってついでに片付けたり、左手にもったウェーブワイパーで目についた棚とかのホコリをついでに取ったりしてたので、自分のペースで動かせるのは非常に使い勝手はよいです。
家中を這いつくばるのは、もやは掃除というよりワークアウトに近い辛さなので、日常的にさっと床の水拭きができる電動モップはすばらしい。気軽に床の水拭きができるので、かなり楽になりました。最近買った家電ではかなりのヒットです。