「ダイソンスーパーソニック」を使って、はや4年がたつので、いまさならながらですが、使用感などをレビューしてみようと思います。
2016年の発売当時は、奇抜なデザインと、あの「ダイソン」が作ったという期待感で話題性を集めた、ダイソンのドライヤー「ダイソンスーパーソニック」ですが、いまも人気は衰えていません。
4年使ってみた感想としては、ダイソンいいです。
これから買うなら最新機種の「Dyson Supersonic Ionic」がおすすめですが、すでに製品としては完成されてるので基本的なデザイン・コンセプトは初代から変わらない印象です。
- 爆風で髪がすぐに乾く
- 高温にならないので、髪と頭皮にもやさしい
- デザインが優れている
爆風で速乾だけど、低音なので頭皮にも優しい
ダイソンのドライヤーといえば、とにかく「高圧・高速」で暴風を生み出して、髪を早く乾かしてくれるのが売り。
ドライヤーの性能にそこまで深い思い入れはなかったですが、猫っ毛とくせ毛の二重苦を抱える身としては、シャンプーやスタイリング剤と同じくらい重要なもの。
とにかく髪を早く乾かかさないと、水分が蒸発してパサパサなのになぜかウネウネになるし、もし乾かしてる途中に汗で髪が湿ろうものならくせもブワっと出てしまうので、髪を傷めずに速乾できるというのはかなり魅力的。猫っ毛は高温で乾かすとすぐに痛むし、頭皮にもよくないので。
ダイソンの強力な風で髪が焼けないのに、すぐ乾いてくれるし夏は洗面所で汗ダラダラかも開放されるし、冬は体もついでに乾かせるで素晴らしい。
もともと使っていたのが、3000円ぐらいの安物だったので、比較にならないですが、全然違います。乾くのが早いだけではなく、頭皮も熱くならない。高温で乾かすというより、あくまで風のパワーで水分を飛ばすような感じです。
髪が多くて、乾きにくい人にしか恩恵がないのかと思っていたけど、とにかく早く乾くので、髪が細く痛みやすい人とかのほうがむしろ良さが実感できるのかもしれません。
普段もバスタオルでゴシゴシすれば終わりにできるような、剛毛で単発の人には全く意味がないです。そもそもドライヤーいらないけど。
ボタンのデザインもよし。オン/オフボタン、冷風ボタンがスティックにあり、ヘッド部分にはそれぞれ3段階で「風速」「温度」調整ボタンが付いています。シンプルでかっこいい。
サイズは、245(高さ)×78(幅)×97(奥行)mm。重量は618g。消費電力は1,200Wです。
こちらが送風口。空洞になっているので掃除はかなり楽です。アタッチメントもついてますが全然つかってません。
購入前に気になっていたこと
カラーリングがピンキー
もともと家の中にピンキーなカラーが無く、そもそも、あまりビビッドな色が好きではないこともあり、ピンク大丈夫か? と思ってたが、パッと見は意外に悪くない、というよりグレーとのカラーリングも安っぽくなることもなくかっこいいです。最新機種の「Dyson Supersonic Ionic」だとブラック/ニッケルというシックなカラーもでてますね。
持ちにくそうな気がする
普通のドライヤーのようなガンタイプではなくスティック型なので、実際に乾かすときはどうなの? ふらつかないか? ってのは気になってました。
重量も618gあり、特に軽いわけでもなく、というか他社製品のものと比べるとむしろ重いぐらいですが、重さについては全くの取り越し苦労で、重心が持ち手に集まることで、安定感がでるのか、逆に不思議とすごく持ちやすい。スペック以上に軽く感じます。
壊れないか
かなり高価なのと、ドライヤーってそんなにデリケートに扱わないのですぐに壊れると困るなと心配してました。4年間ほぼ朝晩使ってますが、壊れることもなくフルパワーで動いてます。
フィルターの掃除もしやすいので、ちゃんとホコリだけ取っておけば大丈夫でしょう。
吸気口のフィルターはこんな感じで目の細かいメッシュ上になっているので、掃除をする場合にはカバーをスライドさせて布で拭くだけです。
配線は太めでスパゲッティになることはないです。
「ダイソンスーパーソニック」のよいところ、気になるところ
総じて気に入ってますが、よいところ、気になるところのまとめをつらつらと。
よいところ
・軽く感じる
スペック(618g)の割に意外と重さは感じません。
・風力がすごいので髪がすぐ乾く
これは抜群の風量でしょう。台風を浴びてるみたいです。セット用に軽く乾かすのには「弱」にしないと飛びます。
・髪と頭皮に優しい温度
髪の毛と地肌が熱くならない。水分が少なくなりやすい、軟毛には最適。
・洗面台においておいてもかっこいい
これも重要です。プロダクトの完成度は高くピンク色もグレーの持ちてと合っていて、クールでかっこいい。
・メンテナンスが楽
これはダイソン扇風機とも同じだけど、円柱の中も丸空きなので、ホコリも気にせずふける。フィルタ部分もスライドさせらるので、そこもぱこっと外してかんたんに掃除できます。前のドライヤーはファン部分の穴にホコリがつまって、なんか気持ち悪いけどとれない状態になってたので、嬉しい。
・体も乾かせる
本来の使い方と違いますが、強風(3段階の最強)にすると爆風で体も乾かせます。温風も70度を超えないので体に向けても熱くはならないです。(至近距離は注意)夏の季節は風呂上がりにさっと冷風で体乾かしてもよいかも。
気になるところ
・自立しない。
立てて収納できそうなフォルムなのに、立てることができないのがどうもモヤモヤする。アタッチメントよりも、クレードルのような立てて置けるセッティング台が売ってますが、場所を取るので置きにくい…置き方はいまだによいアイデアがありません。壁に穴が空けられる人は、ヘアドライヤーホルダーにかけるのが一番よいと思います。
・付属アタッチメントを取り付けるマグネットが簡単にとれる。
マグネットでパチっとひっつくのはかなり便利なのですが、磁力が弱いのでノズルを付けて乾かしてるときにうっかり手が当たったりするとカーンっと飛んでいきます…ちなみに、最新型の「ダイソンスーパーソニック」では磁力が2倍になり、改善されてます。
・配線が太い。
絡まりようが無いぐらい太いです。細くてすぐ絡まるよりはいいけど、ちょっと取り回しはしにくいかな。高価なものなので、断線とかしない丈夫なほうがいいので、まあいっかという感じです。
・イオン効果はない。
パナソニックのイオニティのようにイオンを出してくれるようなものはないです。パサツキやすい髪なのでこういうのあってもいいのに。
なんだかんだ書きましたが、満足度はかなり高いです。
値段がそこそこ張るので、もう少し安かったらなーというのはありますが、何よりダイソンの強力な風で髪が焼けないのにすぐ乾いてくれるし、夏は洗面所で汗ダラダラかも開放されるし、冬は体もついでに乾かせるので、多分壊れても新製品を買うと思う。
あえてこのような尖った製品を引っさげて風を吹き込んだダイソンってすごいかも。