気になっていた、ソフト効果用のフィルター、「ケンコーブラックミストプロクト」を手持ちのコンデジ「SONY RX100M6」に取り付けてみました。
保護フィルタの代わりにもなるとのことなので、当初は一眼レフに装着している「Sel2470Z」のレンズ保護フィルタ代わりに使おうと思っていたのですが、散歩のお供で使用しているカメラに装着できた方がなにかと便利では? と思い直してコンデジに付けてみることにしました。
ただレンズ一体型のコンデジにはレンズフィルタをそのまま取り付けることはできないのです。
レンズフィルター用を無理やりコンデジに付けられるようにするアダプターです。
- 値段が2,000円と手頃
- 標準ではコンテジに取り付けられないレンズフィルターを付けることができる
- 粘着テープで貼る仕様のため重さに関しては耐久性に限界がある
- 長期間使用した場合の粘着跡の懸念
他にも価格の高いアダプターもありましたが、試しということで2,000円で手に入るお手頃なものを選びました。
正直なところ重いレンズフィルターは使わないので、そこまでの剛性は求めておらずしっかり張り付いてくれれば問題ないです。
結論からいうと十分使えそうです。
JJC フィルターアダプター
付属品も手頃な価格だけあってシンプル。
レンズキャップと紛失防止用の紐、あとは予備の両面テープのみが付属しています。貼り付け用のガイドなども含まれていませんが、そこまで難しいものではありませんので、ずれないように注意しながら貼れば大丈夫でしょう。
最悪失敗しても予備用3Mシートが一枚ついているのでその点はありがたいです。
- フィルターアダプターリンクx1
- 52mmレンズキャップx1
- レンズキャップキーパーx1
- 予備用3Mシートx1
【対応機種】
Canon PowerShot G5 X Mark II
Sony ZV-1 / RX100 Mark VII / Sony RX100 Mark VI
取り付け方は簡単
アダプターの裏側には強力な粘着テープが付いているため、カメラのレンズの縁にしっかりと貼り付けるだけで十分です。
貼ってから気がついたのですが、うっかりレンズが動かないように作業中は本体のバッテリーを抜いておいたほうがよいかもしれません。ニュウィーンと伸びたら困るので。
フィルターを貼り付けるとこのようなイメージになります。フィルターの直径は52mmです。
取り付け後の外観
全体的に大ぶりになりますが、レンズの根元と直径は変わらないため違和感はありません。
そんなに悪くないんじゃないでしょうか。
キャップをしても割りと収まりはよいと思います。
望遠時の見た目はやや厳しい
で、問題なのは望遠時です。RX100M6はレンズの先端が突出しているため、望遠時にはかなり頭でっかちになります。んー微妙….。
まあ、正直言ってあまりかっこよくはありませんが、レンズフィルターを使えるという点では許容範囲でしょうか。
見た目よりも出っぱり部分にトラップなどが強く引っかけると剥がれそうでちょっと怖いですね。
「ケンコーブラックミストプロクト」を付ける
レンズフィルターとサイズを合わせた52mm。
「ブラックミスト」シリーズはいわゆるソフトフィルターの一種で、黒の拡散剤をレンズに挟み込んだフィルターで、簡単にいうと、光を印象的に拡散させてくれるので、逆光や夜景などでいい感じにソフティーな印象に仕上げてくれます。
で、この「ブラックミストプロクト」ももちろん「ブラックミスト」の流れを組んでいるのですが、「ブラックミストNo.1」の1/4相当、「ブラックミストNo.05」の1/2相当の弱効果ということなので、やりすぎずに雰囲気を作りだしてくれそうです。
さらに逆光以外は効果も弱めなのと合わせて、撥水・撥油コート、マルチコートなので、つけっぱなしのレンズ保護フィルターとして使える使いやすいですね。お散歩カメラに付けておくとかなり楽しめそうです。
装着した外観
アダプター+レンズフィルターになるので、そこそこボリュームが出てきましたが全体的なデザインバランスは崩れてないです。ちょっとゴツくなってかっこいいかもです。
最大望遠200mmにするとこんな感じで、微妙を通り越してかなり変態的な見た目になります。
「JJC フィルターアダプター」の良いところ、気になるところ
値段も手頃なのでコンデジにレンズフィルタを付けたいときに軽く試してみるのはありだと思います。
あとは耐久性でしょうか。両面テープで貼っているだけなので、あまりに重いレンズフィルターにレンズキャップを付けると影響あるかもしれません。いまのところ特にぐらつくこともなく問題ありません。
また、両面テープを使用しているため、将来的に剥がす際にうまく剥がせるかという点は気になりますね。
- 値段が2,000円と手頃
- 標準ではコンテジ取り付けられないレンズフィルターを付けることができる
- 粘着テープで貼る仕様のため重さに関しては耐久性に限界がある
- 長期間使用した場合の剥離跡がどうなるか
まとめ
うん、なかなかいいです。
コンデジにも簡単にレンズフィルターを付けられるので、レンズフィルターやNDフィルターを試してみたいときにはおすすめです。
ステップアップリングをかませば52mm以上のレンズフィルターも付けられるので、一眼レフと共有のものも使えたりはしますが、そうなるともはやコンデジの意味がなくなりそうですね。
もアダプタさえ付けていれば、コンデジで撮影の用途に合わせてNDフィルタなども付けられるので、撮影の幅は広がりそうです。
- 値段が2,000円と手頃
- 標準ではコンテジに取り付けられないレンズフィルターを付けることができる
- 粘着テープで貼る仕様のため重さに関しては耐久性に限界がある
- 長期間使用した場合の粘着跡の懸念